福井県は27日、令和7年県政功労者の知事表彰式を挙行した。県庁の正庁で。杉本達治知事から、一人ひとりに、敬意とねぎらいの気持ちを添え、表彰状を手渡しした。
県民歌を斉唱し、知事が式辞。「長きにわたり、郷土のために貢献され、輝かしいご功績を上げられた皆様。誠におめでとうございます。本県は家族や地域のつながり、子育て、教育環境の充実、産業・雇用基盤の安定など、安心と信頼の福井を築き上げて参りました。これは皆様方が、先人たちの高い志を受け継ぎ、地方自治や産業の振興、社会福祉や教育文化の向上など、各分野でリーダーシップを発揮され、ご活躍されてこられたお陰と、県民を代表し深く敬意を表します。昨年は半世紀に渡る悲願の北陸新幹線福井・敦賀が実現し、駅周辺の記念イベントに約12万人が来場するなど、県内は祝賀ムードに包まれました。開業後は、来訪者が関東圏や信越から顕著に増え、全体として前年と比べ約2割増加。民間投資の拡大により、福井駅・敦賀駅周辺への店舗開設も進むなど、まちや人の流れに大きな変化が生まれ、未来に可能性の広がる福井新時代を迎えました。この盛り上がりをさらに大きなものへ。今年は新たな長期ビジョンの実行プランで、さらにステージアップさせて参ります。新幹線は、小浜・京都ルートによる北陸新幹線の早期全線開業に全力を尽くし、交流人口の拡大など、着実に推進していきます。皆様には、豊富なご経験と、ご見識で、これからもご指導とご支援を賜りますように」などと強調した。