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建設経済新聞社
2025/03/27

【京都】中期経営プランの令和7年度計画 蹴上浄水場配電室電気設備更新など盛る

 京都市上下水道局は25日、中期経営プラン(2023−2027)の令和7年度計画を明らかにした。
 京都市上下水道事業経営審議委員会に示した令和7年度の主な取組内容・目標等をみると、▽松ケ崎浄水場における高機能な粉末活性炭注入設備工事実施(令和5年度事業開始・8年度運用開始予定)▽処理プロセスの最適化、高度化に向けた検討▽水道施設に関する基本情報や修理履歴データベースの活用、▽新山科浄水場導水トンネル築造工事実施(平成29年度事業開始・令和10年度運用開始予定)▽新山科浄水場1系浄水施設改良工事実施(令和5年度事業開始・8年度工事完了予定)▽蹴上浄水場排水処理施設耐震化工事実施(令和6年度事業開始・7年度工事完了予定)▽蹴上浄水場第1・第2配電室電気設備更新工事実施(令和7年度事業開始・8年度工事完了予定)、▽老朽化した配水管の更新・耐震化の実施51q▽低区御池連絡幹線配水管布設工事実施(平成26年度事業開始・令和8年度工事完了予定)、▽(下水道管路)腐食のおそれが大きい箇所の点検調査2・3q、▽下水道管路の調査及び改築・地震対策の実施33q▽ポンプ場遠方監視制御設備改築工事実施(令和6年度事業開始・8年度運用開始予定)、▽点検整備計画に基づく施設の定期整備の実施▽下水道施設に関する基本情報や修理履歴データベースの活用、▽鳥羽水環境保全センター汚泥焼却炉改築工事実施(令和5年度事業開始・9年度運転開始予定)▽鳥羽水環境保全センター沈砂池改築工事実施(令和6年度事業開始・11年度運用開始予定)▽鳥羽水環境保全センター吉祥院支所の貯留水を鳥羽水環境保全センターへ送水実施、▽仮設給水槽(83基)の効果的な配備に向けた検討▽災害用マンホールトイレの継続的な整備18ヵ所(令和7年度末・221ヵ所)、▽鳥羽第3導水きょ工事実施(令和2年度事業開始・9年度運用開始予定)▽烏丸丸太町幹線工事実施(令和2年度事業開始・7年度運用開始予定)、▽「京都水道グランドデザイン」等関連計画に基づく広域化の在り方の検討、▽水道スマートメーターに関する調査・研究、▽疏水路の維持管理・整備、▽省エネ・高効率機器の採用、照明のLED化による使用電力の削減▽太陽光発電等の創エネルギーの取組の継続的運用、▽固形燃料及び消化ガスの有効活用▽焼却灰等の有効利用、▽公契約基本条例に基づく取組の推進、▽長期的な財政収支見通しの検証▽優先順位を踏まえた建設事業計画の作成・実施▽庁舎長期修繕計画に基づく修繕の実施、▽下水道大規模更新等に備えた積立金の確保▽保有資産の有効活用の検討及び売却・貸付の推進▽上下水道局本庁舎跡地の暫定活用、▽次期経営ビジョンの策定に向けた検討▽将来を見据えた適正な水道料金・下水道使用料の在り方の検討−など。
 令和7年度数値目標の主なものは、▽浄水施設の耐震化率(令和6年度見込75・5%→令和7年度目標87・8%)▽老朽配水管の解消率(令和6年度見込57・1%→令和7年度目標62・4%)▽主要管路の耐震適合性管の割合(令和6年度見込61・5%→令和7年度目標63・0%)▽下水道管路改築・地震対策率(令和6年度見込34・8%→令和7年度目標38・1%)▽雨水整備率(10年確率降雨対応)(令和6年度見込34・8%→令和7年度目標35・0%)▽下水道の大規模更新に備えた積立金の残高(令和6年度見込94億4000万円→令和7年度目標121億3000万円)−など。