京都市教育委員会は、修学院第二小学校など3校の小学校の校舎の長寿命化に向け、基本計画を策定する。
長寿命化は、令和7年度に基本計画を策定し、その後、9年度から10年度にかけて基本設計・実施設計を行い、10年度末から11年末にかけて1年目工事を施工、11年度末から12年度末にかけて2年目工事を施工する予定。
長寿命化の整備メニューとして、現行法適合化、老朽復旧・長寿命化対策、バリアフリー対応、環境配慮、その他(利便性の向上等)や、設備の改修などを想定する。
工事予算額は3校合計で18億6000万円程度(税込)を見込む。
校舎長寿命化事業の改修工事の範囲は、修学院第二小学校(市左京区一乗寺里ノ西町35)が、▽1−1(北校舎)RC造3階建、延666u(昭和34年築)▽1−2(北校舎)RC造3階建、延378u(昭和41年築)▽1−3(北校舎)RC造3階建、延695u(昭和46年築)▽17(北校舎)RC造3階建、延541u(昭和51年築)▽23−1(南校舎)RC造3階建、延1332u(昭和55年築)▽23−2(南校舎)RC造3階建、延381u(昭和56年築)。令和6年度の生徒数336人・14学級(うち育成2学級)。
宇多野小学校(右京区宇多野上ノ谷町8)が、▽1(西校舎)RC造3階建、延1568u(昭和46年築)▽5−1(東校舎)RC造3階建、延1309u(昭和48年築)▽5−2(東校舎)RC造3階建、延897u(昭和49年築)▽13(本館)RC造3階建、延600u(昭和54年築)。令和6年度の生徒数421人・15学級(うち育成1学級)。
伏見住吉小学校(伏見区住吉町455)が、▽2−1(本館)RC造3階建、延691u(昭和45年築)▽2−2(本館)RC造3階建、延813u(昭和46年築)▽2−3(西校舎)RC造4階建、延1150u(昭和48年築)▽2−4(本館)RC造3階建、延1180u(昭和50年築)。令和6年度の生徒数316人・14学級(うち育成2学級)。
市教委は25日、令和7年度京都市立学校の校舎長寿命化事業に係る基本計画策定業務委託について、公募型簡易プロポーザルで公告した。
プロポの主な参加資格は、▽京都市の一般競争入札有資格者名簿(京都市競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)における登録種目が建築設計であるもの)に登載▽一級建築士事務所としての登録を行っている建築士事務所である▽平成27年4月1日以降、学校教育法に基づく学校施設に係る基本計画策定又は基本設計もしくは実施設計の業務を受託し、当該業務を行った実績があること。ただし下請け契約は除く(JVでの実績を有する場合はJVの代表者としての実績に限る)等。
参加表明書の提出は4月4日まで。技術提案書の提出は4月30日まで。受託候補者選定結果の通知は5月中旬を予定。
委託期間は令和8年3月20日まで。
委託金額の上限額は2400万円(税込)。
担当は京都市教育委員会教育環境整備室(рO75−222−3796)。