金沢市と独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は25日、日本銀行金沢支店跡地(香林坊2丁目)の利活用の検討に関し、相互に連携・協力して取り組むため、協定を結んだ。
連携協定締結式は市役所第一本庁舎内で開き、村山卓市長と、UR都市機構の西野健介東日本都市再生本部長が協定書にそれぞれ署名した。
村山市長は「今後のより良い利活用に向け、全国的に専門的な知見のあるUR都市機構に協力を頂き、どのような形にしていくと賑わいの拠点、文化交流拠点にできるかの知恵を賜りたい」と語り、西野本部長は「検討にあたり、金沢の歴史、文化や、地域の魅力、市民の思いを大切にしながら、しっかりと手伝っていく」と述べた。
協定に基づく主な連携協力事項は▽当該跡地の先行的な利活用の検討に関すること▽既存建物等の開放に向けた技術的検討に関すること−など。
市では、日銀側と同支店跡地の取得協議を本格化させ、取得後の先行利活用に向け、建物の改修設計にも新年度、着手する構えだ。