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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/03/25

【群馬】25年度早期に宝泉東小給食室新築工事

太田市は、小中学校給食施設の親子方式化に向けた整備として、宝泉東小学校の給食室新設工事と旭中学校の給食室改修工事を計画している。2025年度早期にもそれぞれの工事を一般競争入札で公告する。新築については建築工事、機械設備工事、電気設備工事の3分離による入札が見込まれる。当初予算案では、総工事費2億円を計上している。
既存の給食室で老朽化が進んでいるため、建て替えなどの整備を順次進めていく。
宝泉東小学校(藤久良町1)の給食室は、学校敷地内へ新たに建設する。新給食室はS造平屋、床面積約300uとなる。建設予定地は、既存給食室付近の普通教室棟の北側を見込む。現段階の工期は7月から着手し、25年度末までを見込んでいる。
新施設は約420食の提供を可能とし、調理室、洗浄室、検収室、下処理室、肉卵処理室などを整備する。供用開始は26年度を予定している。設計についてはアークプランニング(太田市)が手掛けている。
旭中学校(東矢島町1082)の給食室改修工事は、旭小学校(東矢島町1249−1)との親子方式化に伴うもの。旭小学校の給食室新築を24年度に実施しており、給食を受け入れるために旭中学校で改修工事を行う。改修する旭中の給食室の規模はS造平屋、床面積184u。
改修工事は、配膳室および調理室の間の壁などを撤去し、一体的な利用を行う。給食はコンテナ(1500o×730o×1410o程度)に入れて配送していることから、開口寸法を確保するために外部建具を改修する。また、コンテナを置き給食を配膳するため、厨房機器などを撤去することで、床の段差を解消する。北村建築設計事務所(太田市)が設計を担当した。
給食室整備完了後は、既存の旭小給食室解体工事を想定する。旭小の給食室はS造平屋、床面積175u。
このほか、25年度は新田学校給食センターの解体工事も計画している。施設は1987年建設のS造2階建て、延べ床面積837uの規模となっている。
2024年度に実施した旭小給食室新設工事では、建築を加藤建設興業(太田市)、機械設備を日研(太田市)、電気設備は中島電機設備(太田市)がそれぞれ受注した。工期は3月31日まで。