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　日清オイリオグループ（東京都中央区）は、横浜磯子事業場（横浜市磯子区）の用地を拡大するため、隣接地約４万平方�bを取得した。当面は取得先の東芝（東京都港区）がリースバックにより使用を継続し、２０３１年３月末に更地として引き渡しを受ける。一方、横浜市神奈川区にある土地約２万５０００平方�bについては国内の事業法人１社に譲渡する。
　取得する用地の所在地は横浜市磯子区新磯子町33で、土地面積は４万０１５０平方�b。横浜磯子事業場の北側に隣接する。用途地域は工業専用地域で建ぺい率60％、容積率２００％。
　東芝生産技術センターが立地する。東芝がリースバックにより稼働を続けるが、研究開発体制の効率化に向け29年までに小向事業所（川崎市幸区）に移転。建物を解体した上で31年３月末に引き渡す。

譲渡物件は土地区画整理区域に隣接

　一方、譲渡する土地は横浜市神奈川区千若町１ノ３ノ１の敷地２万５７５４平方�b。京急本線の京急東神奈川駅から約３５０�bの場所にある。用途地域は工業地域で建ぺい率60％、容積率２００％。
　組合施行によりタワーマンション３棟や広場を整備するＪＲ東高島駅北地区土地区画整理事業の施行区域に隣接する。同地区の地区計画のＧ地区に当たり、土地利用方針では「水辺の立地特性を活かしながら、周辺地域の活力向上や健康増進、京浜臨海部の産業との連携などに資する土地利用を図る」としている。
　24年12月にはゴルフ練習場「東神奈川ゴルフジョイ」が閉店し、大半が遊休地となっている。経営資源の有効活用を図るため競争入札を実施。国内の事業法人１社と売買契約を締結し、約２３１億円の譲渡益を計上した。物件は５月30日に引き渡す予定。

提供：建通新聞社