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　新潟市は、南区親和町地内「南消防署大規模改修工事」について、４月に一般競争入札で公告し、６月議会での工事請負承認を目指す構えだ。
　２０２５年度当初予算案に事業費３億５３００万円を計上するとともに、２６年度を期限とする債務負担行為で限度額５億１６００万円を設定し、計８億６９００万円を投入する計画。
　消防活動拠点として機能を強化するとともに、迅速、的確な消防活動を行うために必要な庁舎の整備を図る。１９９６年に建設された南消防署（ＲＣ造４階建て延べ２８３５・７５平方メートル）は経年劣化による内部や設備の改修が必要な時期に差し掛かっていることから大規模な改修工事を施す。概要は外壁改修工事、屋上防水改修工事、内部改修工事、建具改修工事、エレベーター改修工事、外構工事各一式。工期は１１カ月間。設計は新潟市建築設計協同組合（チーフ・意匠＝コンフォルト）が担当。
　南消防署は北部出張所（南区上塩俵１６９０番地１）との１署１出張所体制で、ポンプ車、はしご車、救助工作車、化学車など消防車両１２台と救急車２台が配備されている。職員が一丸となり防災、救急体制の確保に努めている。