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建通新聞社
2025/03/21

【大阪】兵庫県内土木 1953社の総合ランキング

 建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを2024年11月29日時点のデータを基に独自に集計した(※)。主工種が土木一式で、四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、共栄土木がトップとなり、2位に前野組、3位に宮本組が続いた。共栄土木は23年5月の調査以来の1位となった。

■2位は前野組、3位は宮本組

 共栄土木は土木平均完工高が9位とトップ10入り。その他3項目ではトップ10圏外だったが突出して低い項目がなく、総合順位で1位となった。前野組は売上高と評点Yがトップ50に入っており、全体的に安定した順位であることから総合2位を獲得した。宮本組は土木平均完工高と評点Yが1位、売上高が2位と3項目でトップ5に入った。4項目全てでトップ10に入った企業はなかった。

■売上高は日清鋼業が1位

 売上高のトップは総合8位の日清鋼業で、412億6991万1000円だった。2位は宮本組で206億0620万円、3位は寄神建設で180億7168万8000円だった。
 土木平均完工高では、総合3位の宮本組が211億9683万7000円で1位。寄神建設が132億9954万8000円で2位、吉田組が91億7036万3000円で3位となった。

■評点Yは宮本組が過去3回の調査に続き1位

 経営状況について、評点Yは宮本組が1182点で1位。過去3回の調査に続き、トップを守った。2位は吉田組の1172点、3位は日清鋼業の1137点だった。
 経営状況分析指標(800点満点)は平野組が640点で1位。2位は藤原組で639点、3位は同点で雲山組と長尾工業が638点だった。800点満点中400点以上で経営健全度が安定していると見ており、今回調査対象とした企業では、600点以上が75社、500点台は616社、400点台は631社、400点未満は631社だった。

※今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「土木一式」の1953社を抽出。売上高、土木平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標は経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点(800点満点)で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。経営状況分析指標は@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金―の八つ。
取材協力・JME
 ※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社