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建通新聞社四国
2025/03/14

【高知】高知県 空港新ターミナルビルを整備 

 高知県は、2025年度に高知龍馬空港の新ターミナルビル整備に着手する。25年度当初予算案に準備工事を含め建築や電気、機械設備などの整備工事費4億3033万円を計上。整備工事に対して26年度の債務負担行為として24億1799万円を設定する。定例議会で承認されれば、設計がまとまる5月以降に建築主体、電気設備、機械設備を分離し、それぞれ発注する見通し。その他、高知空港ビルが担当する既存ターミナルビルの改修工事に補助金2417万円を計上した。
 新ターミナルビルの規模は鉄骨造3階建て延べ約3300平方bを想定。既存ターミナルビル隣にある駐車場や管理付属棟のあるスペースに新築し、既存ターミナルビルと接続する。計画では、1階にはチケットロビー、到着ロビー、手荷物受取場、2階に国際線出発ロビー、保安検査場、出入国審査場、3階に事務所関係や機械室などを設ける。
 5月以降に準備工事に着手し、その後本体工事に入る。26年度の新棟完成後一部供用を開始する。その後、既存ターミナルビルの改修工事を進め、27年度の全面供用を想定している。工期は約23カ月。設計は、JAC・松田平田・MA設計共同企業体が担当している。
 高知空港ビルが担当する既存ターミナルビルについては、新ターミナル完成後に事務所などを移設、新ターミナルと接続し一部(約700平方b)を改修する。計画では国際線の待合室などの新設を予定している。
 概算事業費は36億5400万円。新たな施設の整備や資材価格、人件費の上昇もあり当初の19憶4800万円から17億0600万円増額した。24年9月に開催した高知龍馬空港・航空ネットワーク成長戦略検討会議で説明した。

提供:建通新聞社