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　四国４県を中心に医療用医薬品卸売業などを展開しているアスティス（松山市高野町甲１ノ１）は、新居浜市に「（新）新居浜物流センター」を建設する。免振構造や自家発電設備を備えた施設を整備する計画で、南海トラフ地震などの大規模災害にも耐えられる医薬品供給体制などを整える。２０２９年５月の操業開始を目標にしており、26年４月ごろ着工し、28年１月ごろの完成を目指す。
　新たな物流センターは、新居浜市船木のパチンコ店跡地（コロンボオオクラ店跡地）２万８２２２平方�bに建設する。現在既設建物を解体中で、５月ごろに完了予定。
　計画案によると、ＢＣＰ対策を強化するため、センター全体を免振構造とし、72時間稼働可能な自家発電装置を設置する。また医薬品の品質管理（温度や衛生）などについて、厚生労働省の医薬品ＧＤＰガイドラインに準拠した設備を設ける。この他、太陽光発電も設置し、環境へも配慮する。新物流センターの整備により、各拠点に偏在している医薬品在庫の大半を集約するなど、出荷精度の向上と安定供給の強化を図ることにしている。

提供：建通新聞社