日本工業経済新聞社(群馬)
2025/03/17
【群馬】25年度当初予算を公表
東吾妻町(中澤恒喜町長)は、17日に可決した2025年度当初予算を公表した。町道1183号線の道路改良工事費として7000万円を当初予算に計上し、26年度までの債務負担行為に限度額1億円を設定。合わせて1億7000万円の工事費を確保した。また、財産管理事業として行う旧東中学校体育館(箱島1690−1)の解体を含む工事費6766万1000円を配分した。
一般会計予算総額は前年から2億8100万円増加し91億9500万円で、対前年度比3・15%の増。普通建設事業費は9億161万8000円で、同比53・6%減となった。
川戸地内の町道1183号線は上信自動車道の北側に位置する町道で、上信自動車道の整備に伴い排水路整備と拡幅を計画。施工延長は240mで、拡幅のための張り出し歩道の設置とその下部に排水溝整備を行う。張り出し歩道は路線東側に2次製品で整備する。道路の構成は◇西側歩道部分=0・75m◇車道部分=5・5m(1車線2・75m)◇東側路肩部分=0・5m◇東側歩道部分=2m−となる。張り出し歩道下部の東側の排水溝の整備は800o×900oを基本として延長240mで整備予定。西側は300o×300oの落蓋式側溝を使用し延長240mで施工を行う。
旧東中は15年に閉校後、エヌエスケーエコーマーク(東京都新宿区)が使用している校舎と別に体育館が立地しており、体育館は諸条件によって利活用が難しいため公共施設等総合管理計画に基づき解体を行うこととなった。体育館は1969年竣工、S骨造平屋、床面積862uの規模。
消防事業工事費2900万円では、防火水槽の移設1基と新設1基を予定している。移設するのは奥田地区の防火水槽で、規模は40立方mとなる。上信自動車道の工事に伴う移転となるため、施工状況に合わせ発注する。
このほかの建設関連の事業として◇橋梁維持事業工事費=4200万円◇小学校管理事業工事費=4348万6000円◇道路改良事業工事費=3000万円◇小学校LED化設計委託料=770万円−などを盛り込んだ。