東名高速道路大井川焼津藤枝スマートインターチェンジ周辺の約27・7fの土地を開発する「上泉・相川地区土地区画整理準備組合」は、開発の手法や事業費について4月に検討する。現在、日本都市技術・建設技術研究所共同企業体が焼津市から委託を受け、進出企業へのヒアリングと土地利用構想の作成を行っている。焼津市によると、県内外の14社が事業に参画する可能性を示しているという。
14社は小売業や物流、製造業、ゼネコン、デベロッパーなど。うち3社から土地利用に関する提案があり、地権者の意見を基に二つの土地利用構想の素案が完成している。
準備組合はこれらの素案を踏まえ、土地区画整理事業など開発の手法を検討する。これに合わせ焼津市は、2025年度の当初予算案に関連事業費を計上した。
上泉・相川地区はほとんどが農地。地元住民らは同地区を住居、商業、医療、農業、地域コミュニティー、子育ての六つの機能にゾーン分けして開発することを検討している。
提供:建通新聞社