境港ふ頭再編改良事業(境港管理組合)が2025年度から新規事業化される見方が強まった。国交省は25年度予算に向けて境港の新規事業採択時評価手続きに入ったと発表。政府予算の成立を待って事業化が決まる見通し。
同省は25年度の新規事業カ所候補に、港湾整備事業としては全国唯一、境港を盛り込んだ。採択時評価では港湾管理者の境港管理組合に意見を照会しており、11日には有識者ら第三者による審議会でも意見を聴取した。
ふ頭再編改良は、外港昭和南地区岸壁(マイナス12b)を延伸するもの。事業化になれば、完成した中野岸壁、竹内南地区ターミナル以来の大型事業になる。
今後、同省は境港管理組合の意見や審議会での評価結果を取りまとめる。その後、政府予算成立後の「個所付け」で新規事業化が正式に決定する。
日刊建設工業新聞