トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2025/03/12

【京都】山陰近畿自動車道網野〜久美浜間 網野IC以西の2区間の道路予備設計に着手

 京都府は、山陰近畿自動車道の京都府域の網野〜久美浜間について、道路予備設計を進める。
 網野〜久美浜間については、主要拠点の網野市街地、夕日ヶ浦温泉等の観光拠点、久美浜市街地へのアクセスに配慮した海側のルート帯(2q幅)に決定したことを2月に発表。同区間は「延長は約16〜19q(構造物延長は約10〜12q)」「コストは2000〜2450億円」を見込む。
 ルート帯の決定を受け、京都府丹後土木事務所は、(仮)久美浜IC〜(仮)網野西ICにおける道路予備設計(A)、区間内の(仮)久美浜IC予備設計及び一般道への接続箇所における交差点予備設計を行う関連業務を2月20日開札でパシフィックコンサルタンツに決定。業務場所は京丹後市久美浜町口馬地〜網野町俵野。履行期間は360日間。
 また、(仮)網野西IC〜(仮)網野ICにおける道路予備設計、区間内の(仮)網野西IC予備設計及び一般道への接続箇所における交差点予備設計を行う関連業務を3月10日開札で八千代エンジニヤリングに決定。業務場所は京丹後市網野町俵野〜網野町高橋。履行期間は350日間。
      ◇      
 京都府の西脇隆俊知事は、2月の会見で「ルート帯を決定できたことで全線開通に向けた大きな第一歩を踏み出せた。今後は法的な手続きとなる都市計画決定に向けて、地域住民や関係者の意見を聞きながら、まずは250m幅の概略ルート帯を選定し、その後、詳細ルートや構造の検討を進めていく。引き続き、国や京丹後市など関係機関と連携し、丁寧な計画づくりを進め、一日も早い全線開通に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べた。