守山市教育委員会は、開館から40年が経とうとしている市民ホールの大規模改修事業を計画。2025年度(令和7年度)は設計者を選定し基本設計等、26年度(令和8年度)には実施設計等を行う。27年度(令和9年度)には大規模改修工事に着工し、29年(令和11年)秋のリニューアルオープンを目指す。
市の25年度(令和7年度)当初予算案には、事業費1億3966万8千円を計上。基本設計等1億2700万円、実施設計等(債務負担)2億3500万円などを盛り込んでいる。
現在の守山市民ホール(守山市三宅町125〔敷地面積1万2827平方b〕)の建物規模は、RC造一部SRC造及びS造地下1階地上2階建(塔屋1階)、延8970・25平方b。大ホール(1300席)、小ホール(300席)のほか、展示室、リハーサル室、練習室、会議室、学習室、調理実習室、工芸室などを備える。1986年(昭和61年)11月の開館以来、建物および各種設備は経年による老朽化が進み、安全面・利用面での課題を抱えているため、大規模改修に向けて取り組む。
想定事業費は、約67億円(工事費60億円+設計監理委託料・備品購入費等7億円)を見込む。設計・施工の事業手法は、地元業者が参画しやすい可能性が高い「従来方式」が適しているとし、整備スケジュールは、25年度(令和7年度)に設計者選定(4〜6月)・基本設計(7月〜)、26年度(令和8年度)に実施設計を行い、27年度(令和9年度)に入札準備を経て工事発注(4〜9月)・着工。施工期間は27年(令和9年)10月〜29年(令和11年)6月を想定している。
提供:滋賀産業新聞