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北陸工業新聞社
2025/03/11

【石川】債務含め11億円余を計上/能美市地域共生交流館

 能美市は新年度、湯谷町地内にある地域共生交流館を改築する。2024年度3月補正予算案に関連事業費7億7506万9000円を計上するとともに、26年度までの債務負担行為として限度額3億5451万円を設定。合わせて11億2957万9000円を投じる。国交付金の採択などを経て、発注準備に取り掛かっていく。
 同敷地内で計画する新施設の建設規模は、RC造平屋建て1017・07平方メートル。良質な源泉を利用した露天風呂や個室風呂、足湯のほか、カフェ、コワーキングスペース、多目的ルーム、授乳室などを設置し、利用者間で自然にふれあいが生まれるインクルーシブ(包括的)な施設としたい考えだ。駐車台数は約70台を予定する。26年夏ごろの新施設完成後、既存施設を解体する。基本・実施設計は五井建築研究所(金沢市)が担当。
 老人福祉センターだった現施設は、1985(昭和60)年に建設された。研修室や休憩室、入浴施設を有し、地域における老人のサークル活動や憩いの場として活用されている。2011年度に改修を施しているが、築後約40年が経過し、老朽化が進んでいる。23年4月から社会福祉法人佛子園(白山市)が指定管理を行っている。市は新たな施設について、高齢者や障害者、子どもまで多世代が交流できる地域コミュニティ拠点にしたい意向だ。

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