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建通新聞社四国
2025/03/07

【徳島】阿南市当初予算案 投資的経費42億 

 阿南市は2025年度一般会計当初予算案を発表した。投資的経費は42億3619万円で前年度当初から39・0%もの大幅増となった。小学校照明器具のLED化や長年の懸案・那賀川地区の「複合型施設」、阿南駅周辺地域活性化に向けた「新図書館」の事業化、国営農地防災那賀川第二期地区の改修が増加の主な要因となる。
 新規事業の主な建築関連では、市内小学校21校(校舎・体育館)の照明LED化推進に3億2800万円、羽ノ浦小と長生小のグラウンド照明設備改修に6100万円、図書館整備事業費2億5858万円。他に道の駅公方の郷なかがわ改修費2280万円、公民館LED化事業費6880万円、那賀川複合施設基本実施設計委託費3490万円などがある。
 なかがわ保育園遊戯室拡張や、エクセレント羽ノ浦こども園乳児棟建設と既設園舎改修補助計1億3869万円なども予算化した。26年度の解体に向けたしらさぎ集会所解体に係る損害調査費550万円、大京原会館耐震改修設計費1377万円、文化会館改修費3585万円、旧羽ノ浦すみれ保育所の除却費には1020万円を充てる。
 土木関連では、月夜ため池廃止工事費5204万円、江ケ谷ため池廃止工事費1393万円、準用河川浚渫事業費1700万円、若杉山辰砂採掘遺跡整備事業費5308万円、熊谷地区農道改良工事費810万円などを追加した。
 継続・更新事業の主な建築関連は、情報文化センター空調設備修繕費2600万円、舞台つり物機構改修費600万円、ひまわり会館設備改修費1850万円、長生保育所リズム室床改修工事費300万円。西方団地4―1号棟防水改修費1607万円、小学校校舎改修費1億0530万円、中学校校舎改修費1800万円なども確保した。
 土木関連の継続・更新事業では、防災重点ため池廃止事業費6597万円、辰巳那賀川樋門改築事業4億0604万円、準用河川古津川放水路整備費7500万円、市道島尻八丁池中屋線改良費750万円、小延地区農業用水路改修費1000万円などを計上した。
 この他、道路橋梁維持補修費1億3058万円、道路橋梁新設改良・舗装・側溝整備事業費1億8100万円、急傾斜地崩壊対策事業費5008万円などを予算化した。
 一般会計の総額は前年度比8・8%増の371億円。3月定例議会は2月28日に開会し、会期は3月25日までを予定。

提供:建通新聞社