県発注の土木系測量業務(4業種)の業務成績平均点が上昇している。県土総務課の集計では2024年の全体平均は、前年から0・4ポイント伸びて92・5点と過去最高になった。うち土木コンの平均は91・8点。
同課は昨年1月〜12月に完成検査した県発注の業務501件をまとめた。検査件数は前年の457件から44件増えており、一昨年の台風7号災害が影響し業務量が増加した。
4業種全体の平均92・5点は、前年92・1点から92点台をキープしており、高い数値が続いている。
このうち土木コン314件の平均は91・8点となり、前年を0・2ポイント上回った。最高点は98点(1件)。県土別では米子92・4点、鳥取92・3点、日野92・1点、中部91・8点で、八頭の90・9点は6年連続して最低だった。
このほか測量、地質調査、補償コンのいずれの平均も前年数値を上回っていた。
測量業務を巡っては、22年度から土木コンと補償コンを対象に総合評価を本格導入しており、この結果、一層の品質向上を目指すコンサルタントが増えたとみられる。
同課は、各コンサルタントに業務個々の成績点を通知して確認を済ませた。各社の過去3年間(22、23、24年)の平均点は、25年度の総合評価に活用される。
日刊建設工業新聞