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　5日の県議会本会議で木村敬知事は、熊本版サイエンスパークについて、3月末までに推進ビジョンを公表すると明かした。渕上陽一議員の質問に答えたもので、「熊本が先陣を切り、新生シリコンアイランド九州の実現をリードしていきたい」と意気込んだ。
　熊本版について木村知事は「特定の場所に機能を集約するのではなく、複数の拠点に機能を分担し、相互に連携する分散型を想定している」と説明。「生活環境や交通ネットワークの拡充のほか、国家戦略特区を活用して規制緩和を図り、世界一ビジネス展開のしやすい環境を整えていくことが必要」と話した。
　事業化にあたっては、セミコンテクノパーク周辺から展開し、テクノリサーチパークで取り組んでいるＵＸプロジェクトとも連携。中九州横断道路や熊本西環状道路など交通アクセスの改善が、八代市に計画中の県営工業団地にも波及するとの考えを示した。
　ビジョンは現在、関係市町や有識者と協議しながら策定中で、台湾の事例を踏まえつつ、熊本独自の構想を目指しているという。

提供：西日本建設新聞社
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