高岡市は、高岡駅南1丁目のダイエー高岡店跡地を、所有する大和ハウス工業(大阪市)から取得する方針を明らかにした。6日の市議会本会議で、金森一郎氏(未来創政会)の代表質問に角田悠紀市長が答えた。
角田市長は「高岡駅南側の活性化について経済界をはじめ関係団体や地域から様々な意見や提案をいただき、将来に向けて市が利活用を主体的に検討していくため、土地に係る権利関係の複雑化を回避しておくことが不可欠と判断し、取得を前提に協議を進めている」と説明。「今後、城端線と氷見線の再構築が進められる中、県西部の交流拠点として磨き上げ、新高岡駅周辺エリアと一体となるまちづくりを進める」と利活用に向けた検討に意欲を示した。
この跡地は高岡駅南口に位置し、敷地面積約9500平方メートル。1999年のダイエー閉店後、パチンコ店などが入っていたが、19年に建物が解体され、大和ハウス工業が土地を取得し、現在はコインパーキングとなっている。地域の団体などからは、老朽化する市役所の移転用地としての活用を求める声も出ている。