3月から県東部地区の生コンクリート価格が上昇することになった。県土整備部は公共工事の設計積算に使う「土木工事実施設計単価」を一部改定、「3月単価」は10日以降の調達公告から適用する。
東部地区の生コン価格が値上がりするのは23年9月以来、1年半ぶり。実際の取引価格が市場に浸透した。主要規格「18―8―40高炉」の鳥取市内での1立方b単価は、1万7900円から1万9300円となり1400円上昇する。
このほかの変動資材では、燃料類や砕石、クラッシャーランの各種が値上がりした。
今回の改定単価は、建設物価調査会の建設資材価格調査報告書(月例報告)による実勢単価、「建設物価(3月号)」をもとに設定。同部は、新しい設計労務単価(25年3月)と合わせて10日以降の工事公告から適用する。
主な変動資材は次の通り。カッコ内は変動率
▽軽油小型ローリーパト給=1g当たり3円上昇(2・0%)▽重油Aローリー=10g当たり30円上昇(3・2%)▽ガソリンレギュラースタンド=1g当たり2円上昇(1・2%)▽東部地区の生コンクリート各種=1立方b当たり1400円上昇(7・6%〜7・8%)▽粒度調整砕石各種=1立方b当たり100円〜700円上昇(1・7%〜18・4%)▽クラッシャーラン各種=1立方b当たり100円〜700円上昇(1・8%〜19・4%)
日刊建設工業新聞