男鹿みなと市民病院は、施設の長寿命化対策に関し、7年度当初予算案に改修事業費1億9,885万1,000円を計上した。このうち7,331万9,000円は6・7年度で継続費を設定している空調換気機器等更新工事(第2工区)分で、沢木組が8月29日の工期で進めている。第3工区は別途、7・8年度の継続費1億4,580万円(年割額7年度0円、8年度1億4,580万円)を提案。7年度に発注し、8年度までの工期で推進する。
同病院(船川港船川字海岸通り1号8−6)は平成10年7月に開設。建物は鉄筋コンクリート造4階建てで、延床面積10,710.73u規模、病床数は145床となっている。開設から大規模な改修を行っておらず、建物の内外装や各設備等に不具合が生じてきていることから、3年度に長寿命化計画をまとめた。
計画では4〜8年度までを短期計画、9〜18年度までを中長期計画に位置付けている。短期計画は同市の個別施設計画第1期と整合性を図り、優先順位を踏まえて策定。総事業費は約9億7,000万円としている。中長期計画の9年度以降は、短期計画の実施状況の確認・検証をもとに計画を見直し、推進する。
7年度当初予算案には、空調換気機器等更新工事(第2工区)のほか、受変電設備等更新工事費(第2工区)1億1,293万7,000円、施設改修工事(8年度計画分)実施設計費770万円、病院改修工事監理業務費489万5,000円を計上。8年度計画分の実施設計では、排水処理設備も含めた厨房設備に関し、耐用年数や劣化状況を確認し、更新箇所をまとめる。
このほか、7年度は幹線設備更新の発注も予定。8年度までの継続費2,310万円(年割額7年度0円、8年度2,310万円)を提案している。
提供:
秋田建設工業新聞社