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建通新聞社(神奈川)
2025/03/05

【神奈川】横浜市 横浜国際プール再整備へ事業計画

 横浜市にぎわい文化局は、横浜国際プール(都筑区)の再整備に関してPFI手法の導入を視野に入れ、2025年度にも事業者選定に向けた実施方針の公表を目指す。26年度に公募手続きを進めたい考え。このほど再整備事業計画を公表し、メインプールをスポーツフロアに改修するとともに、練習用プールを新設する方針を固めた。特定天井の脱落対策工事や、大型映像装置の更新をはじめとする設備改修工事も実施する。
 横浜国際プール(都筑区北山田7ノ3ノ1)の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上3階建て延べ3万5876平方b。夏期は50bプール、冬期はスポーツフロアに床転換するメインアリーナや、サブプールなどの機能がある。
 再整備に当たり、メインアリーナのプールは廃止して、通年でスポーツフロアを利用できるよう改修する。観客席は可動式を含めて6000席以上を確保する。
 さまざまなスポーツ興行に対応できるよう、現在最も要求水準が高いBリーグプレミア(男子プロバスケットボールリーグの新基準)の要件に沿って大型映像装置や空調・音響設備を改修する他、ラウンジやファミリー席などを整備する。特定天井の脱落対策も施す。
 サブプールには、700席程度の観客席を確保する。新たに整備する練習用プールは、サブプールに隣接した屋外多目的コート付近に建てる計画。25b×5レーンの規模にする。
 また、太陽光発電設備の導入に加え、敷地内へのかまどベンチやソーラー街路灯の設置なども進め、地域防災力の向上にも寄与する拠点にしたい考え。
 さらに、市営地下鉄グリーンラインの北山田駅から施設までの経路のうち、最短ルートの階段には定員16人の斜行モノレールを導入してバリアフリー化を図る。このモノレールの整備工事もPFIで選定する事業者に任せる方針だ。

提供:建通新聞社