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北陸工業新聞社
2025/03/05

【福井】会員一丸で拡販やブランド化を/福井県屋根工事業協同組合が総会開く/全瓦連に積極参加

 福井県屋根工事業協同組合(猪嶋具幸理事長)は25日、第55回の通常総会を開き、2024年度の事業報告・貸借対照表、会費改定、25年度の事業計画・予算案などを慎重審議し、すべて原案通り了承した=写真。
 会場は、福井市つくも1丁目のピリケン本店。
 猪嶋理事長が冒頭挨拶。「建築市場は、世界的なエネルギー問題や中東・ウクライナ情勢などで依然、厳しい。新築物件では金属屋根材の採用率が高く、粘土瓦が危機的な状況。現在、全瓦連において瓦復権に向け、事業(資料)作成中で、当組合も積極的に参加したい。干支の蛇は、脱皮(再生)はするが、後ずさりが出来ない。前進あるのみ」と意欲を示した。顧問の田村康夫県議や県瓦工業協同組合の新谷孝雄理事長らが来賓祝辞。
 24年度は、北陸ブロック担当県として実施。耐震診断で県建築士事務所協会に訪問。昨年に続き敦賀と小浜両市で瓦屋根診断技士派遣業務委託契約を結び耐風診断。大野城屋根瓦修繕工事を請け負うなど。25年度は、新規組合員の増強を図り退会防止に努める。組合運営の資源である瓦、副資材販売、足場工事などを組合員一丸の協力で拡販を。組合のブランド化に努める。住宅・建築物安全ストック形成事業で陳情。労災防止に努め、安全大会を開催。全瓦連と北陸ブロック事業に参加。第三者賠償共済、屋根工事瑕疵保険の加入促進。瓦葺工事業者の技能資格、免許習得をすすめ、屋根工事の技術向上に努める。瓦屋根診断技士会、青年部との連携を深める等々としている。

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