富津市は、道の駅整備運営計画策定業務委託の公募型プロポーザルを2025年度早々に公告し、(仮称)道の駅整備検討委員会設置までの委託先事業者の選定を目指す。3月定例議会に上程している25年度一般会計当初予算案で、整備運営計画策定業務委託に、26年度を期間とする限度額2000万円の債務負担行為を設定している。市民・関係団体などで構成する整備検討委員会は、7月ごろの設置を予定。
整備運営計画は、施設の設置予定地、規模、整備手法、管理運営手法などを示すもので、検討委員会における議論を踏まえ、26年度末までの2か年で策定する。
整備運営計画策定後は、事業者公募を実施するとともに、用地取得、測量、用地造成、PFIアドバイザリー委託(PFI事業の場合)、地元住民への説明、国との協定などの手続きを並行して進める。
28年度までに事業者を選定し、実施設計などを経て、30年度から32年度にかけて建設工事を進め、32年度中の開業を目指す。
整備手法は、道路管理者(国、県)と市が分担して施設を整備する「一体型」の方向で調整を進めていく。
市が整備を行う施設などの事業手法については、DBO方式または、PFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)に基づくBTO方式などを想定している。
また、道の駅適地調査等業務を、日本工営都市空間に25日までの納期で委託している。
調査箇所については、用地取得の容易さを前提として、一定の面積を1者が所有していること、かつ遊休地であることを基準に、24年2月19日公表の道の駅基本方針で示した候補エリア(館山自動車道富津中央インターチェンジ周辺)内2か所と、富津浅間山バスストップ付近を指定。
調査においては、各箇所における用地の状況、交通量、採算性などから施設規模を割り出すこととしている。調査結果は、整備検討委員会において、予定地選定のための基礎資料とする。