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秋田建設工業新聞社
2025/03/04

【秋田】仙北市角館上野庁舎の整備/管理棟改修を瀧神・小松・寺沢特定建設工事JVが落札

 仙北市管財課は、角館上野庁舎として整備する旧角館総合病院の管理棟改修工事をこのほど開札し、8億1,200万円で瀧神・小松・寺沢特定建設工事JVが落札した。3月議会最終日の19日に契約議案を上程する予定。8年1月30日の工事完了、同年2月24日の開庁を目指す。完成後は田沢湖庁舎を出張所として使用するための内部改修や、田沢湖第2庁舎の解体なども行う。

 事業は、庁舎機能の移転・集約のため、老朽化により使用困難と想定されている田沢湖庁舎と西木庁舎の機能を角館上野庁舎に移転・集約するもの。集約後の田沢湖庁舎と西木庁舎は、市民サービスセンター業務を残し出張所とする。また、田沢湖庁舎には田沢湖第2庁舎、田沢湖総合開発センター、田沢湖保健センターの機能を移す予定。

 角館上野庁舎は、旧角館総合病院の病院棟(昭和44年建設、外来棟:RC2F1,895.58u、本館:RC5F7,058.58uほか)を解体、管理棟(平成3年建設RC3F3,389.64u)を改修し整備する。このうち、病院棟の解体は小松・瀧神・万六特定JVに発注し、7年7月31日の工期で進めている。

 管理棟の改修では、正面入り口に車寄せを新設。職員入口を北側に設置し、来庁者も使用するトイレを庁舎1階の中央に配置する。外壁は吹付仕上げとする。内部への漏水が確認されていることから、既存の屋上防水やトップライトをすべて撤去し新設する。1・2階に総務部、教育委員会、企画部などを配置。3階は将来的に倉庫としての活用を計画しているため、医療機器を撤去し、一部に空調機器を設置する。設計は汎建築設計事務所がまとめた。

提供:秋田建設工業新聞社