小鹿野町(森真太郎町長)は、2025年度当初予算案を公表した。一般会計の規模は85億900万円で、前年度比15%増となり、過去最大。うち普通建設事業費は10億7534万円で、同123・3%の大幅増となった。新規事業の小中学校2校に空調設備を設置する事業費約1億9300万円などが押し上げた。
同町では、町立小学校が統合する機会に合わせて、学校体育館に初めて空調設備を導入する。
小鹿野小学校の体育館に空調設備を設置する費用として、学校施設整備費に6100万円を盛り込んだ。また、小鹿野中学校の第2体育館には、学校施設整備費として1億3238万5000円を計上した。
いずれの工事も設計業務を9月末までの工期で手掛けており、その後に一般競争入札で発注する。11月末ごろに発注し、12月の契約が見込まれている。ただ、「全体のスケジュールが前倒しになる可能性もある」(同町)という。
さらに、文化センター施設整備費には継続費として1億8810万円を計上。24年度に割り当てた工事の前払い金などを含めて事業費は全体で2億2660万円となった。
引き続き、ホールの舞台照明の取り換え工事などを進める計画だ。
提供:埼玉建設新聞