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　富山市は２０２５年度、富山市芸術文化ホール（オーバード・ホール）大ホールの特定天井改修および大規模改修工事に着手する。当初予算案で２７年度までの継続費８７億８０００万円を設定している。年割額は２５年度２１億９５００万円、２６年度５７億７００万円、２７年度８億７８００万円。
　改修面積は客席天井が９５０平方メートル、ホワイエなど天井面積が１６２０平方メートル。落下防止対策を講じるとともに、老朽化した特殊設備（舞台機構・照明・音響）、客席、設備などの大規模改修も実施する。設計担当は久米設計で、３月中旬を期限に進めている。費用の内訳は特定天井改修工事費が１２億１０００万円、大規模改修工事費が７３億４０００万円、監理委託費が２億３０００万円。
　計画では７月から改修工事に着手し、２７年秋のリニューアルオープンを目指す。改修中（今年１１月中旬から約２年間）は休館を予定している。
　同施設（牛島町地内）は１９９６年に建設され、規模がＳＲＣ造一部Ｓ造地下２階地上５階建て延べ２万４２５５平方メートル。２０１３年の建築基準法改正によって、吊り天井（高さ６メートル、床面積２００平方メートル超）で天井脱落防止の措置が必要になった。１７年に調査し、客席とホワイエなどが該当することがわかった。