県長生農業事務所は「県営長南東部地区土地改良事業(区画整理)計画」の変更により、水田9・2haを長南東部地区に編入し、30a区画の水田を50a〜100a区画に拡大するとともに暗渠排水を整備する。早ければ2028年度に測量・設計を行い、29年度から工事を進め、30年度の完成を目指す。総事業費は、9億5420万円(うち工事費9億900万円)増の16億20万円となっている。
暗渠排水については、φ65〜100oのVU管L90mの集水渠と、φ65〜100oの合成樹脂管L1800mの吸水渠を整備する。
「県営長南東部地区土地改良事業(区画整理)計画」は、長南町の一部を受益地域としている。
地区は、長南町芝原地先の二級河川一宮川水系埴生川沿いに展開する平坦な水田地帯。1983〜90年の県営土地改良総合整備事業により、30a区画を標準とした小区画で整備された。
当初計画に基づき、長南東部地区の水田67・3haにおいて、農地中間管理機構関連農地整備事業を進めてきた。事業内容は、区画拡大および、管水路6・618km、揚水量0・084m3/sの芝原揚水機、暗渠排水の整備。事業期間は2019〜27年度。当初事業費は6億4600万円(うち工事費6億1500万円)だった。
1月31日、土地改良法第88条第16項の規定により「県営長南東部地区土地改良事業(区画整理)計画」を変更。
農地の再整備により、営農機械の拡充、土地利用の高度化、作業能力の省力化による農家所得の向上などを図る。