トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/03/03

【埼玉】さいたま市 南部エリアレジャープール、25年度に優先検討候補地を決定

 さいたま市は南部エリアレジャープールの整備に向けて、2025年度前半に優先検討候補地を決める。さらに25・26年度の2カ年で基本計画をまとめる方針だ。候補地には現在、4カ所がリストアップされており、早期整備などの観点からさらに絞り込む。基本計画は検討業務委託費として、予算案に25・26年度の債務負担行為で2233万円の限度額を設定。可決後は「早期に発注したい」(都市公園課)考えだ。
 業務ではParkーPFIなど公民連携手法の導入可能性を探る。また基本計画は市民の意見を踏まえながら、コンセプトや導入機能、レイアウトなどを盛り込む見通しとなっている。
 候補地として浮上しているのは▽秋ヶ瀬公園拡張予定地(桜区道場4丁目、約11・6haの一部)▽クリーンセンター西堀跡地(桜区新開4丁目、約1・2ha)▽田島臨時グラウンド(桜区田島10丁目、約2・3ha)▽原山市民プール(緑区原山2丁目、約0・8ha)――の4カ所。このうち原山市民プールについては、現行施設のリニューアル整備を検討する。
 南部エリアは桜区、南区、浦和区、中央区、緑区を指す。
 これから絞り込む際はまず、「速やかな整備が期待できること」を重視。その上で「立地環境が優れていること」と「事業による付加価値が期待できること」を基準にしていく予定となっている。
 付加価値については飲食、物販、バーベキュー施設などで収益が期待できることなどをイメージしている。
 南部レジャープールは、学校建設のために解体工事中の沼影市民プールの代替施設と位置付ける。
 同市では23年11月に「レジャープールのあり方方針」を策定。地域バランスと財政負担軽減を考慮し、北部エリアと南部エリアにそれぞれ1施設とする方向性を打ち出した。
 なお北部は現行の大和田プールを更新して継続利用する。三橋プールは親水機能を有した身近な公園などに再整備することを決めた。

提供:埼玉建設新聞