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建通新聞社
2025/03/03

【大阪】大阪城東部地区の1・5期開発の公募を開始

 大阪メトロと公立大学法人大阪は、大阪城東部地区の1・5期開発事業者の公募要領を公表した。大阪公立大学森之宮キャンパスの一部に位置する土地A(4208平方b)に加え、大阪メトロが所有する土地B(2万0865平方b)、元森之宮ごみ焼却工場跡地の土地C1(約1197平方b)の3カ所が対象となる。土地C1は、土地Bとの一体利用の提案が可能だ。
 現地見学会などの申込書を3月5日まで受け付け、同月11日に開催する。応募申込書や企画提案書などは5月30日まで受け付ける。6月中〜下旬にプレゼンテーションによる審査を行い、7月上旬に結果を通知する。
 土地Aには、大阪公立大学の情報学研究科キャンパスやオープンイノベーション施設、イノベーションアカデミー事業の司令塔本部施設などの大学施設を整備する。開発事業者が整備した大学施設は、大学法人が有償で買い取り、区分所有する。買取価格の上限額は53億0314万5000円。
 合わせて、民間提案施設として、飲食・物販施設などの大学利便施設やスタートアップなどイノベーション・コアの具体化を図る大学連携施設などの提案を求める。
 所在地は大阪市城東区森之宮2ノ2ノ33の一部。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。引き渡し時期は10月以降となる。
 土地貸付期間は、定期借地権設定契約の締結日から50年以上80年以下。

■土地Bは集客・交流施設+業務・住宅用途の提案が可能

 土地B(および土地C1)には、アリーナ・ホールなどを中心とした大規模集客・交流施設を設ける。音楽イベントやスポーツイベントの他、大阪公立大学を中心とした学術交流、地域利用を想定しており、収容人数は1万2000人以上の規模が望ましいとしている。また、大規模集客・交流施設の提案に合わせて、業務用途や住宅用途として利用する施設を提案することもできる。
 所在地は大阪市城東区森之宮1ノ2ノ9。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%・一部300%)。引き渡し時期は26年7月以降となる。
 合わせて、駅前空間とAB間デッキを接続する歩行者専用立体通路を整備することが条件となる。森之宮1期キャンパスと土地A・Bに整備する施設、新駅の駅前空間をつなぐ歩行者デッキを整備する。
 土地貸付期間は、定期借地権設定契約の締結日から30年以上80年以下。
 大阪城東部地区は、「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティ」をコンセプトに、28年春のまちびらきを目指し整備を進めている。今回募集する事業以外にも大阪メトロが森之宮新駅と新駅上部を活用した駅ビルの整備を検討している。
 ※各エリアの位置図は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社