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日刊建設工業新聞
2025/02/28

【鳥取】新規5カ所で概略検討へ/道路調査費4400万円/県土整備部

 県土整備部は25年度、鳥取市の美萩野覚寺線(湖山町東〜安長工区)の歩道整備など新規5カ所の概略設計に入る。当初予算案に単県道路調査費4400万円を盛り込んでおり、事業化に向けて改良計画を取りまとめる。
 美萩野覚寺線は通称・湖山街道で、両側に商業施設が張り付いており、日常的に渋滞が発生するなど交通量が多い。小中学校への通学路にもなっているが、現道南側に歩道の未整備区間があり、交通安全上の危険カ所に挙げられている。
 調査区間は千代水西交差点から安長北交差点にかけて1・5`。予備設計に取り掛かるとともに、街路事業の導入に向けて関係者と調整を進める。
 また、鳥取市瓦町の西町鳥取停車場線は、電線地中化を計画。瓦町ロータリーから太平線に沿って住友生命鳥取ビル前までの間150bの予備設計に着手する。八頭町の岩美八東線(姫路〜稗谷)では、一昨年の台風7号によって孤立した姫路集落から稗谷方面に抜ける一車線道路を強靭化するため用地調査に入る。
 そのほか、倉吉市の小鴨川沿線(県道倉吉江北線・倉吉環状線)は、交通事故が頻発する巌城地内の未改良区間1・6`を改良検討。伯耆町白水の国道181号は、発電施設前の日野川沿いを走る現道をめぐり法線と構造を検討する。
 同部は5カ所について、「概略設計を進めて関係者と協議が整えば、26年度以降の事業化を目指したい」(道路建設課)と話している。
 調査5カ所は次の通り。
▽美萩野覚寺線(鳥取市安長)=道路概略設計1000万円▽県道西町鳥取停車場線(鳥取市瓦町)=電線共同溝予備設計1100万円▽岩美八東線(八頭町姫路〜稗谷)=概略検討、用地基礎調査1000万円▽小鴨川沿線(倉吉市巌城)=概略設計800万円▽国道181号(伯耆町白水)=概略設計500万円

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