大仙市こども政策課は27日、DBO方式で発注する屋内遊び場施設整備のプロポーザル実施方針案を公表した。方針案によると、公募型プロポーザル実施要領を4月1日に公表。参加表明書を5月1日、技術提案書を7月1日まで受け付け、同月下旬に優先交渉権者を決定、8月上旬に基本協定を締結する予定。9月中旬から9年11月までかけて設計・施工し、同年12月1日の供用開始を目指す。
事業は、神岡B&G海洋センター(神宮寺字中瀬古川敷210、平成元年建設RC1F1,023u)を解体した跡地(同207〜209、3,624.73u)に、子供たちが雨天時や冬期間でも遊べる屋内遊び場施設を新設するもの。
施設規模は延べ床面積1,300uを想定。年齢層に応じた遊戯エリアを設定し、乳児の利用が想定されるスペースは空間を分けて安全に配慮する。また、建物と遊具を一体的に整備することで、立体的な遊び空間を構築。施設機能として大遊戯場、小遊戯場、多目的スペース、トイレ、授乳室、事務室の整備を予定している。
事業費は、7年度当初予算案に1,432万1,000円を計上しているほか、8〜19年度の債務負担行為15億959万9,000円(実施設計4,942万4,000円〔8年度〕、本体9億9,649万6,000円〔8〜9年度〕、管理運営4億6,367万8,000円〔9〜19年度〕)を提案している。
事業者は、◇設計企業 ◇建設企業 ◇運営企業 ◇維持管理企業―で構成(1者による複数の業務兼任可)。設計企業と建設企業を「設計・建設グループ」とし、設計・施工を一括契約。運営企業と維持管理企業を「運営・維持管理グループ」とし、指定管理協定を結ぶ。
構成企業には、大仙市内に本社を有する企業を2者以上入れることとし、積雪対策と地域経済への波及効果等への観点から、設計と建設工事を行う者にそれぞれ1者以上、地元企業を入れることが要件となっている。
提供:秋田建設工業新聞社