トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/02/27

【埼玉】吉川市・25年度予算案、吉川駅北口駅前広場の改修費など計上

 吉川市(中原恵人市長)は2025年度当初予算案を明らかにした。一般会計は前年度比2・8%増の285億5900万円を編成。普通建設事業費が同17・6%減の33億2598万6000円となった。吉川駅北口駅前広場改修に3億4619万1000円を編成したほか、公共施設の照明LED化にも注力する考え。水道事業会計においては、浄水場の設備更新などに3カ年継続費を設定した。
 吉川駅北口駅前広場は27年度にかけて再整備していく計画。主にシェルター設置、バリアフリー化、バス乗降場の再編や交通環境を整理することで駅前の利便性を向上させる。そうした工事を25年度から本格化させるため、24年度に交通島の撤去などを実施している。
 年度ごとにエリアを分割して再整備する方針となっており、25年度分の工事費として3億4619万1000円を編成した格好となる。今回の予算で可能な範囲の工事を進めた後、26・27年度分の費用をまた別途で要望していく見通しだ。
 公共施設の照明LED化も推進する。25年度は▽小学校=4051万6000円▽中学校=3096万円▽学校給食センター=3630万円▽旭地区センター=2970万円▽環境センター=1761万1000円▽児童館=1014万2000円▽市民農園=938万3000円▽公園=775万5000円――などを編成している。
 そのほか、東埼玉資源環境組合第二最終処分場への分散型スポーツ施設整備にも注力する。25年度は組合側と多目的グラウンドやテニスコートの整備などの協議を進めるほか、土入れなどに関する工事負担金を充当。さらに駐車場やトイレ、管理棟、更衣室などの設計費2549万8000円を盛り込む。
 水道事業会計では南配水場高圧受電盤ほか更新事業費4億1613万円、会野谷浄水場次亜注入制御盤ほか更新事業費2億8050万円を3カ年継続費に設定した。

提供:埼玉建設新聞