我孫子市は、26日開会の第1回定例議会に上程する2025年度当初予算案および24年度補正予算案第12号の概要を25日に発表した。当初予算案で、排水区の整備に12億5194万円を充当。柴崎排水区・布佐排水区の雨水幹線整備などを引き続き進めるとともに、事業効果を検証する調査業務を実施。また、我孫子4丁目地区について、さらなる浸水被害軽減策を検討していく。ごみ減量と資源化の推進に4億1859万9000円を計上。リサイクルセンターの30年度の稼働開始に向け、25~27年度に旧焼却施設の解体および土壌汚染対策工事を行う。また、整備運営事業者を選定する委員会を25~26年度に開催する。
五本松運動広場の整備に4億9728万5000円を措置。サッカーやラグビーを中心とした屋外競技に利用可能なグラウンドを、デザインビルド方式により整備する。28年度中の竣工を目指し、25年度に事業者を選定する。
また、東我孫子B団地給排水管更新工事および日秀団地給排水管更新設計1億5768万8000円、布佐駅南口自由通路階段修繕工事および天王台・湖北・布佐駅自由通路照明設備LED化工事5990万6000円、道路の整備・改良(下ケ戸・中里線ほか1線整備、土谷津地区道路整備、布佐小学校入口交差点改良事業、並木小学校通学路整備)4846万3000円、道路環境の維持(舗装や橋梁の老朽化対策、新木駅・布佐駅南口街路灯更新工事、船戸跨線人道橋修繕工事)1億9169万6000円、市内公園灯約450基LED化2億777万9000円、下水道管路の整備・維持管理(久寺家地区・下ヶ戸西側地区・湖北駅北口地区の下水道整備工事、ストックマネジメント第1期計画に基づく下水道施設の計画的な保全、第2期計画策定)3億7456万8000円、湖北地区公民館の給排水設備・非常用放送設備・自動扉更新工事7742万2000円、布佐平和台自治会・下新木自治会の集会所修繕補助および久寺家近隣センター給排水設備更新工事1825万8000円を盛り込んでいる。
そのほか、排水区の維持管理として管渠のストックマネジメント計画策定、布佐中学校の体育館ホール・器具庫・トイレなどの照明器具更新、農産物直売所アンテナショップ跡地活用事業者決定(3月)などに取り組む。
予算規模は過去最大となっている。
一般会計は、前年度比5・6%増の493億9000万円。このうち、普通建設事業費は、同9・4%増の43億2100万円。
下水道事業会計は、収益的支出が同2・6%増の28億5210万6000円、資本的支出が同22%増の26億930万1000円。
水道事業会計は、収益的支出が同0・9%増の26億9588万円、資本的支出が同39・1%増の18億2741万7000円。
補正予算案で/久寺家中改修
補正予算案では、中学校施設整備事業2億2452万9000円を追加。国の補正予算における学校施設環境改善交付金を活用し、久寺家中学校の屋上防水・外壁など改修工事を実施する。
補正により3億3500万円を減額し、一般会計総額は491億2700万円となる。