大津市は、南郷1丁目に位置する「南郷小学校」について、校舎棟など長寿命化改良等工事を計画している。このほど設計を日総建(東京都渋谷区)に決め、26年3月末をメドに内容を取りまとめる。
所管の教育委員会総務課によると、工事については、26年度から着手し、30ヵ月間を予定。発注方式は分離型で、建築、電気設備、機械設備の3案件。
また、仮設校舎(S造2階建、延2000平方b程度)も計画しており、12月頃にも発注(賃貸借契約)し、約3ヵ月の工期を見込んでいる。
対象となる南郷小学校は、大津市南郷1丁目15―9(敷地2万0157平方b)に位置し、今回の長寿命化改良工事等で、着手する延床面積は7841平方b。工事概要は、校舎棟が、屋上防水改修、外壁改修、内部改修(普通教室、特別教室、その他居室、廊下、階段、玄関、昇降口等)、トイレ改修など。また、屋内運動場については、屋上防水及び屋根改修、外壁改修、内部改修、トイレ改修など取り掛かっていく。
そのほかにも同課では、本宮2丁目にある打出中学校の長寿命化改良等工事を予定しており、同時期頃の設計、工事へと進める考えで、約30ヵ月の工事期間を見込んでおり、仮設校舎も予定している。
同市では、良好な教育環境を確保するため、大津市学校施設長寿命化計画に基づき、学校施設全体の機能回復・向上を推進していく。
提供:滋賀産業新聞