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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/02/26

【埼玉】幸手市・25年度予算案、庁舎整備の基本計画策定費など編成

 幸手市(木村純夫市長)は2025年度当初予算案を明らかにした。一般会計は前年度比12・4%増の192億9000万円を編成。そのうち普通建設事業費は同131・2%増の13億5431万1000円となった。市庁舎再整備に向けて基本計画策定委託費を組み込んだほか、学校施設整備事業では上高野小学校の校舎改修工事費なども計上している。
 現庁舎は耐震性不足や老朽化、バリアフリー対応不足などの課題を抱えている。新たな庁舎の整備検討を進めており、現在は基本構想までが固まった段階。25年度予算案で基本計画策定委託費を編成した格好だ。
 委託費は25年度分の費用として1546万4000円を組み込みつつ、さらに2172万円を26年度までの債務負担行為に設定。合算した3718万4000円を全体の事業費としている。
 基本計画で詳細な整備計画をまとめた上で、設計・施工に入る見通し。
 市は児童・生徒数の減少を踏まえて適切な学校配置と規模を確保できるよう、市内の学校施設再編を推進中。その一環として、上高野小・さかえ小を統合した新たな学校を開校させる予定だ。
 その校舎として活用する上高野小学校を改修するため、25年度予算案では改修工事費1億円、監理委託費700万円を組み込む。施工を経て27年4月の開校を目指す。
 さらに道の駅基本構想の策定にも取り掛かる考え。本年度分の委託費450万円と、26年度までの債務負担行為に設定する1379万6000円を合算した額を充てる。
 そのほか、可燃ごみ処理施設整備の在り方検討委託費1248万5000円、都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線設計業務委託費1780万9000円なども盛り込む。

提供:埼玉建設新聞