米子市は総額851億8000万0000円の2025年度一般会計当初予算案など、27日開会の3月定例市議会に提出する40議案を発表した。当初予算は前年度比4・7%増。4月に市長選を控え、年度当初からの速やかな執行が必要な経費計上にとどめた、骨格予算と位置付けるも、米子新体育館や義務教育学校整備、米子駅周辺のウォーカブル推進事業など継続実施する普通建設事業の伸びにより、過去最大となった。
普通建設事業費は61事業に102億7317万4000円で前年度比21・0%増。
「米子アリーナ」の建設工事に取り掛かる新体育館整備事業に28億8320万5000円、学校の用地購入・造成工事に着手する義務教育学校整備事業に6億3389万1000円、市道昭和町東福原線=写真=や目久美公園、明治町公園などを整備予定の米子駅周辺ウォーカブル事業に5億7576万6000円を盛り込んだ。
また、米子駅北広場ウォーカブル推進事業に4億1041万9000円、市道安倍三柳線改良事業に1億4414万0000円、米子城跡三の丸広場整備の進捗を図る史跡整備事業に3億5248万0000円、かわまちづくり計画推進事業には1億9393万5000円を充て、米子港周辺の敷地造成や市道改良、トイレ建設を進めるという。
日刊建設工業新聞