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建通新聞社四国
2025/02/21

【徳島】鳴門市当初予算案 投資的経費51億、86%増 

 鳴門市は、2025年度一般会計当初予算案の投資的経費に50億9535万円を計上した。対前年度当初比で85・8%の増加。文化会館耐震改修事業費に24億5723万円を計上、2カ年で工事を進める。新スポーツ施設基本計画策定業務費として新たに3300万円を確保する。
 重点事業として掲げる新スポーツ施設では、体育館と屋内温水プールを兼ね備えた建物の建設を計画。基本構想を踏まえ、より具体的な内容を示す基本計画を策定する。
 衛生センターグラウンド利用環境改善事業費には1000万円を計上。災害時の屋根付き観覧席、トイレ、防災倉庫が一体となった施設の設計を進める。
 文化会館耐震改修事業の実施設計施工者は大林組・井上建設・亀井組特定JV。8月に実施設計を完了、25〜26年度で改修工事を行う。
 その他の主な建設予算は、中学校屋内運動場空調設備整備事業で瀬戸中学校の設計に780万円、大麻中学校の工事に1億8190万円。ガスヒートポンプ式エアコンの設置を進める。
 高島集会所整備事業には5064万円を計上。中島・三ツ石集会所を集約して整備し、既存集会所解体撤去に向けて実施設計を行う。
 市営住宅維持管理費は4776万円。市営住宅改善事業は5770万円で、桑島第2団地B棟浴室改修工事と、矢倉団地AB棟の手摺り改修に向けた設計を進める。
 道路関係は、道路維持でトリプルR事業に1億4300万円。板東保育所西線道路整備は7111万円を計上、拡幅整備を目指す。橋りょう長寿命化事業には3億8650万円を充て、点検138橋、設計4橋、工事17橋を予定している。
 河川関係は、排水機場・樋門関係に5億2809万円、河川改良に1600万円。またウチノ海総合公園・鳴門総合運動公園管理費に1億2662万円を計上。
 一般会計当初予算案の総額は346億4000万円で、前年度当初から22・8%増え過去最大となっている。予算案は18日開会の本会議に上程され、3月18日までの会期で審議される。

提供:建通新聞社