中央広域環境施設組合は、1市2町(阿波市・板野町・上板町)で進める新ごみ処理施設整備事業に関わる協議会を開催した。今回の協議会で、処理方式を好気性発酵乾燥方式(トンネルコンポスト方式)から再商品化事業者に委託してプラスチック製品や化学原料へリサイクルする計画に変更した。施設や電力のコストカットにつながり、施設整備費4億7300万円と運営費9400万円が約20年間で削減でき、約5億6700万円となる見通し。
新施設の整備スケジュールは、従来通りの24〜25年度に造成工事など、25〜27年度に業者選定・設計・工事・試運転を進める。「公設公営」での事業方式を見込んでいる。新施設の建設候補地は、阿波市阿波町東長峰(敷地面積2f)。28年4月〜48年3月末の稼働を目指す。
今後、リサイクルを委託する再商品化事業者を選定した上で、詳細なリサイクル方法などを盛り込んだ「再商品化計画」を作成する。27年までに大臣認定の取得を見込む。
また、25年7月末で稼働期限を迎えることから新施設整備までの現センターの焼却処理停止に伴う残留処理の準備費用として3718万円を補正予算案で確保した。
提供:建通新聞社