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建通新聞社四国
2025/02/14

【高知】高知市 25年度マンホールトイレ整備 

 高知市と高知市上下水道局は、災害時のトイレ対策としてL1津波浸水区域外の学校敷地内にマンホールトイレの整備を進めており、2025年度に旧御畳瀬小学校など7施設で設置工事を計画している。
 工事を行う学校のうち、旧御畳瀬小、鏡中、朝倉小ではくみ取り式マンホールトイレを新設。第四小、第六小、一ツ橋小、五台山小では下水道に接続したマンホールトイレを新設する。
 各校とも1000人が2週間分利用できるマンホールトイレを設置。下水接続式は、災害時に汚水貯留層に汚水を一時的に貯留し、既設下水道管の安全が確認された後、既設管に切り替えて運用する。
 くみ取り式を設置する3校については、市長部局の地域防災推進課が発注、下水接続式の4校は上下水道局の下水道整備課が発注する。
 市では、避難所のトイレ対策を進めることで、南海トラフ地震発生時の災害関連死ゼロを目指している。21〜25年度の5年間で39施設にマンホールトイレを整備する計画で24年度までに32施設の整備を完了している。
 1月補正予算では、25年度に整備する7施設の上部構造物(建屋、倉庫、可搬式ポンプ)を前倒して購入ための費用4645万円を計上している。

提供:建通新聞社