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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/02/25

【埼玉】三郷市・25年度予算案/三郷中央駅前整備事業に約4億円、学校改修や都市計画道路整備も推進

 三郷市(木津雅晟市長)は2025年度当初予算案を公表した。一般会計は18年連続の増額となり、過去最大予算の規模となる625億円(前年度比7・7%増)を編成。普通建設事業費には同29・3%増の81億2859万6000円を組み込んだ。小学校3校の改修事業に総額10億3960万円を計上するほか、三郷中央駅前広場再整備事業には4億600万円を充てる。都市計画道路の整備も推進する考え。
 小学校改修事業は早稲田・高州東・前谷小学校を改修するための費用を計上した格好。それぞれ屋上防水や外壁塗装などを改修することで、校舎の長寿命化と安全性向上を図る。3校ともに、おおむね6月〜26年3月の工期を見据える。
 三郷中央駅前は、駅前広場の整備と合わせて周辺区域約28haの施設配置などを見直すことで機能性向上を図る計画。25年度予算案では同駅前広場改修およびシェルター設置費、周辺区域の歩道高質化に関する詳細設計費を組み込んでいる。
 都市計画道路整備も進展させる。新和高須線の用地買収・道路整備工事費には4億380万円、草加三郷線の用地測量に1200万円、駒形線の旧橋撤去工事は1億3200万円を盛り込む。
 また、幸房小学校第2児童クラブの増築工事に2億9200万円を編成した。幸房小学校の児童数が増加したことを受けて、同校第2児童クラブ敷地内にS造2階建ての施設を増築する計画。約200人に対応できる施設規模を確保する。
 公共施設の維持管理に当たっては、北部図書館や鷹野文化センター改修に向けた設計費3780万円も措置する。さらに「公共施設など総合管理計画」策定委託費1200万円なども編成した。
 上下水道耐震化計画に基づき、災害に強い上下水道システムの構築にも取り組む。25年度から上水道の急所施設に当たる北部浄水場耐震化事業へ取り掛かるほか、市役所など重要施設に接続する上下水道管路から順次、耐震化を進める予定だ。
 予算としては▽配水管整備事業=1億2600万円▽下水道耐震診断=1500万円▽浄配水施設耐震化設計=1200万円――などを編成。また、北部浄水場監視制御設備更新工事費6億8629万円、公共下水道築造設計費1億4000万円などを25〜26年度の債務負担行為とした。

提供:埼玉建設新聞