高島市は20日、25年度当初予算案を公表した。一般会計は313億4000万円で、前年度予算額に対し21億8000万円(6・5%)の減。特別会計は121億3100万円で、前年度比1%の減、事業会計は147億4931万円で、同5・7%の増となった。総額では582億2031万円で同2・5%の減少。
今回の当初予算案については、今年1月に当選した今城克啓新市長の予算編成となり、期間が短いことから、人件費や社会保障費など義務的経費を中心とした「骨格予算」になる。そのため、当初予算案の内容は人件費や扶助費、公債費の義務的経費、施設の維持管理継続事業等であり、政策的な判断が必要な事業等については、補正予算において肉付けを行い本格予算とする。そのなかでも、注目されている新ごみ処理施設整備事業には1億5918万円を盛込み、事業者選定委員会運営支援業務、造成設計、搬入道路測量設計調査等に取り組む。
また、普通建設事業費は、前年度比46・4%の大幅減で30億7616万円、土木費は、31億0409万円で、前年度から3億2392万円(9・4%)の減額。農林水産業費については、13億3097万円を計上、対前年度比1億4541万円減少の9・8%ダウンし、消防費は、18億7705万円を計上し、前年度比約9・8%の減額となった。教育費についても、前年度から2億1509万円減少の38億5765万円で、商工費は、3億7472万円を計上している。
主な内容は次の通り。
◎一般会計
▽新ごみ処理施設整備事業=1億5918万円(事業者選定委員会運営支援業務、造成設計業務、搬入道路測量設計調査業務、技術支援業務、地域振興事業交付金)
▽私立保育園等施設整備補助事業=1億1769万円(なないろこども園大規模改修工事)
▽梅原線道路擁壁改修事業=3億5748万円
▽急傾斜地崩壊対策事業=1億0186万円
▽消雪設備整備事業=5億3688万円
▽ICT教育機器整備事業=5億6163万円
▽住宅耐震事業=2097万円
▽防災行政無線整備事業=2億6720万円
提供:滋賀産業新聞