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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/02/20

【埼玉】桶川市・25年度予算案/体育館への空調整備費を充当、複数の主要施設で設計費

 桶川市(小野克典市長)は2025年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比2・9%増の290億9600万円を編成。普通建設事業費が同34・9%減の21億3149万7000円となった。体育館空調整備や桶川サンアリーナの防水改修に工事費を編成したほか、東側基幹子育て支援施設や殿山公園の設計費を充当。日出谷地区公共施設整備も着実に進展させる考えだ。
 過年度から小・中学校体育館への空調整備を進めており、25年度は最後の4校(桶川・桶川東・桶川西・加納中)分の費用を編成した格好。工事費4億7800万円、工事監理委託費2000万円を充てる。
 今回の費用で体育館に空調を設ける4校では、別途の工事として特別教室などに空調機を新設する計画もある。当初予算案では設計委託費1000万円を組み込む。
 桶川サンアリーナ(下日出谷西2−4−1)に関しては、防水改修事業費として2カ年継続費1億7000万円を設定。同時に、床の修繕工事に充てる21310万円を26年度までの債務負担行為としている。
 そのほか、竣工から約40年が経過し老朽化が進んでいる桶川駅西口第1自転車駐車場を改修する見通し。改修工事費1億1200万円、監理業務委託費190万円を確保した。
 新たな工事に向けた動きでは、東側基幹子育て支援施設の整備設計費5000万円を2カ年継続費とした。老朽化した北保育所・坂田保育所の再整備と合わせ、子育て支援センターを新設することで子育て支援に寄与する施設を設ける。設計費に加えて、整備予定地の測量委託費600万円や現況施設解体設計費900万円も計上する。
 上日出谷殿山地区に所在する未整備の公園用地を活用した「殿山公園」の整備も狙う。設計委託に2カ年継続費3600万円を組んでおり、基本的な公園機能や施設配置などの詳細を詰める。
 旧分庁舎跡地を活用する「日出谷地区公共施設等整備事業」には、事業費2595万9000円を26年度までの債務負担行為に設定。これまでアンケートや基礎調査などを行っており、事業手法を深めるための市場調査などに取り掛かる考え。
 ことぶき広場として暫定利用している南小跡地の活用に当たっては施設計画策定委託費500万円を盛り込む。中心市街地の利便性向上や賑わい創出につながるよう施設機能や規模を検討する。


提供:埼玉建設新聞