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　小松市は、市営本江町地域優良賃貸住宅整備事業について、契約候補者に大和ハウス工業グループを選定した。２０日の市議会経済建設常任委員会で報告した。
　同グループは、大和ハウス工業北陸支社を代表企業とし、オオミ住装、設計室スペースプロ、アートコレクションズの４社で構成される。今月４日の審査委員会（委員長・森俊偉金沢工業大学名誉教授）で決定した。この事業は、民間の資金力や技術力などを生かすＰＦＩ方式で進める。
　計画によると、既存住宅（簡易耐火構造平屋建て６８８平方メートル、４棟１８戸）を解体し、若者や子育て世帯向けの市営戸建て地域優良賃貸住宅３ＬＤＫ（約９０平方メートル）６戸を建設する。駐車場や側溝、雨水調整池も整備するほか、余剰地を民間に売却し、宅地分譲開発を行ってもらう。
　場所は同市本江町へ５２番地で敷地面積は２７１２平方メートル。国道８号小松バイパス東山インターチェンジに近接。こども園や小学校、木場潟公園、大型ショッピングモールにも近く、良好な子育て環境が整っている。
　既存の建物は築後５０年超が経過し、老朽化が著しいため、入居者の募集を停止し、空き家となっている。市は若者・子育て世帯などの移住によって地域のコミュニティーを活性化させ、安心・安全でいきいきと生活できる良質な居住環境づくりを進めていく。