島田市は、旧神座小学校利活用事業で公募型プロポーザル方式による審査の結果、清涼飲料水等を製造販売する木村飲料(島田市、木村英文社長)を優先交渉権者に選定した。
提案事業名は、「世界一のラムネ製造工場」(見学体験型工場、通称・ラムネ学校)。計画では、校舎内を一部改修するなどしてラムネの製造ラインを整備し、見学や製造体験などができるようにする。また、体育館は倉庫などとして利用するもようで、事業者による操業開始は2028年度を予定している。
3月中旬から提案事業実施に関する詳細協議を行い、25年度に地元住民説明会、事業協定締結、26年度末までに議案の提案(財産処分)、施設引き渡しに係る契約を締結する予定。その後、施設を引き渡すことになる。
土地・建物の概要は、学校敷地(民有地を除く)が1万0879平方b、民有地(学校敷地内)が137平方b。校舎が鉄筋コンクリート造2階建て延べ1674平方b、屋内運動場が鉄筋コンクリート造平屋680平方bなど。所在地は神座1444。
プロポーザルは、24年3月末で閉校した同小学校の敷地と建物などについて、事業者が提案する事業により、効果的な利活用が図られることを目的に行った。これまで22年度と23年度の2回実施したが事業者の選定に至らず、今回が3回目で参加者は2者だった。
提供:建通新聞社