草津市は20日、一般会計651億8000万円、特別会計356億8820万円―から成る総額1008億6820万円の令和7年度当初予算案を発表した。
一般会計の対前年度比については、24億7000万円(3・9%)の増、総額も32億3370万円(3・3%)の増となった。また、普通建設事業費は51億9717万円で42億5084万円(45%)減額している。
新年度予算編成では、『〜第6次草津市総合計画が目指す将来のまちの姿〜』を基本テーマに、▽「こころ」育むまち▽「笑顔」輝くまち▽「暮らし」支えるまち▽「魅力」あふれるまち▽「未来」への責任―以上、5つのまちづくりの基本目標を念頭に、各分野において目標達成を目指す。また、将来ビジョンである「ひと・まち・ときをつなぐ絆をつぐむふるさと健康創造都市草津」では、▽未来を担うこども育成▽地域の支え合い推進▽にぎわい・再生▽暮らしの安全・安心向上の4つのリーディング・プロジェクトを重点方針として位置付け、分野横断的な施策展開を図る方針だ。
主な事業は、小・中学校大規模改修費として7億3525万円を計上、南笠東小学校長寿命化予防改修事業等を実施していく。同事業は新年度早々に工事発注される見通しで、工期は24ヵ月を想定。発注方式は指名競争入札が有力視されている。主な工事内容は、同小学校(敷地約2万0771平方b)内にある教育棟(RC造3階建、延4748平方b)の、老朽化部分の修繕・改修や外装・内装整備及び電気・機械設備の更新など。
その他、教室の一部改修や仮設教室の整備を行う児童増加対策事業費として5731万円、矢倉・山田まちづくりセンター等の活動拠点整備を行う地域まちづくりセンター整備費として7億0855万円、新たな公園整備として環境影響評価などの調査を行う仮称・新志津運動公園整備費として10万円、馬場山寺地域の未整備田において基盤整備(ほ場整備)を行う馬場山寺基盤整備費418万円、名神高速道路草津パーキングエリアと連携した拠点づくりとして草津PA基本構想推進費927万円、JR南草津駅前のシェルター整備を行う南草津駅前広場リノベーション事業費4583万円―などを盛り込んだ。
提供:滋賀産業新聞