南魚沼市は19日、DBO方式で整備する新ごみ処理施設の整備・運営事業に係る見積等調査の提出要項を公表した。
見積参加資格申請書は28日まで受け付ける。資格は地方公共団体発注の一般廃棄物処理施設(ボイラー・タービン式発電機付き全連続燃焼式焼却施設)のプラント設備に係る設計・建設工事の受注実績を元請けとして2件以上有すること。提案書提出は5月9日まで。
見積等調査は、事業条件に関する意向の把握、事業費(予定価格)確定、事業者募集資料作成のための情報収集を目的に実施するもの。新施設は処理方式をストーカ式、施設規模(能力)約86トン/日(2炉)、敷地面積は約1万平方メートルで計画している。稼働により発生する余熱を利用して発電なども行う。
スケジュールによると、8月に実施方針等、10月に特定事業の選定を公表し、11月に入札公告(総合評価落札方式)を実施。提案書類を2026年4月まで受け付け、6月に落札者を決定する。その後、速やかに運営事業者となる特別目的会社(SPC)を設立し、8月に仮契約を締結、9月に議会承認を得た上で事業契約成立となる。事業期間は設計・建設が31年3月31日まで、運営は51年3月31日まで。
なお、循環型社会形成推進地域計画策定は環境デザイン設計事務所、基本計画策定はパシフィックコンサルタンツ、基本設計はオオバ(東京都千代田区)が担当。