上水道整備や永明小中学校関連に重点
茅野市は、2025年度当初予算案を2月19日の記者会見で発表。一般会計の総額は過去3番目規模となる300億7000万円(前年度比1億1000万・0.4%減)とした。3年連続で300億円を超える。総合体育館照明LED化などの完了に伴い、普通建設事業費は36億7872万円(同12億6306万・25.6%減)となった。
主なハード事業では、上水道施設整備9億8253万円(前年度1億4731万増)や下水道施設整備6億5820万(同6777万減)を盛り込んだ。上水道整備は、老朽化した送水管・配水管の布設替えや施設の耐震化を計画的に進めるほか、容量不足の御狩配水池を27年度にかけて更新する。
下水道施設整備では、未普及解消に向けた管渠工事を進めるとともに、施設の最適化を図るための点検・調査、必要に応じた修繕・改築を実施する。能登半島地震を契機に策定した「上下水道耐震化計画」に基づき、施設の耐震化を図る
事業が進む永明小中学校関連では、、永明小中学校の建設に11億6457万円を投じる(3月補正予算案前倒し分含む)。公共駐車場の整備や、旧永明小学校校舎解体、アリーナ建設を推進する。永明小中学校周辺整備には3億6448万円を配分。市民館前の交差点改良や既存道路部の改良を進めていく。
そのほかの継続事業は、生活道路の整備・維持管理5億8952万円、幹線道路等整備2億7742万円、橋梁長寿命化修繕・道路橋法定点検2億5250万円など。
新規事業には、野球場改修事業5514万円や茅野環境館の解体に向けた調査174万円、青空駐車場拡幅工事2167万円―などを盛り込んだ。国民スポーツ大会の会場となる「茅野市運動公園野球場」のバックネット・フェンス衝撃緩衝材・内野グラウンドを改修する。
提供:新建新聞社