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滋賀産業新聞
2025/02/20

【滋賀】東近江市の2025年度当初予算案

 東近江市は18日、27日に開会する市議会3月定例会に上程する2025年度(令和7年度)当初予算案を発表した。
 一般会計の予算額は、554億円で前年度当初比7億円(1・3%)の増。予算編成時に市長選挙が執行されたことから一般行政経費を中心とした骨格予算として編成したが、長引く物価高騰等の影響による市民生活や地域経済の安定を図ることに加え、人口減少や少子高齢化の進行、情報技術の進展等に伴う社会構造の急激な変化に対応するため、過去最大規模の予算となった。普通建設事業費は63・9%(31億4656万4千円)減の17億7907万4千円。
 5つの特別会計は214億4500万円(前年度当初比0・3%減)。企業会計は、病院事業会計で2025〜26年度にかけて行なう蒲生医療センターの診療強化に向けた整備工事に関する経費を計上し、2025年度当初予算は対前年度当初比13億3708万円増の16億8640万円など、3会計で125億4554万1千円(同13・1%増)となり、総額は893億9054万1千円(同2・4%増)となっている。
 当初予算の主な内容は、『結婚・妊娠・出産・子育て環境の充実』で、福祉医療助成事業3億5300万円や民間保育所等運営支援事業20億7702万5千円、民間保育所施設整備支援事業4125万8千円など。『安心して暮らせるまちづくり』で、障害者サービス等給付金事業39億6084万5千円、生活道路等環境整備事業1800万円、水辺空間整備支援事業1200万円、消防自動車整備4420万9千円など。
 『教育環境の充実、歴史・文化・スポーツの振興』では、GIGAスクール構想推進8億9459万2千円、小学校施設整備(八日市北小学校体育館照明更新工事等)1150万円、中学校施設整備(玉園中学校体育館照明更新工事)1100万円、永源寺境内建造物調査100万円など。
 『都市基盤整備、公共交通の確保、商工・農林水産業の振興』で、企業立地促進対策事業(奨励金)2億5331万円、(仮称)黒丸スマートインターチェンジ設置促進(設計及び用地取得)4200万3千円、道路新設改良事業1億7100万円、街路事業2900万円、公園緑地管理事業(川合寺児童公園再整備工事等)1億1900万9千円、市営住宅整備工事(市営ひばり丘団地大規模改修第4期)1億8400万円など。『国スポ・障スポ大会の実施』で、会場施設整備事業2億4674万6千円など―を計上。
 また、同時に上程する24年度一般会計補正予算(第7号)案(総額32億9285万7千円の追加)には、国の補正予算により前倒しとなった能登川南小学校大規模改修事業に6億2680万2千円、小学校(五個荘・玉緒・愛東南・愛東北)空調改修工事に2億5761万7千円、永源寺中学校大規模改修事業に6億2637万3千円、道路橋梁災害復旧事業(蛭谷君ヶ畑線災害復旧工事)に8300万円などが盛り込まれた。

提供:滋賀産業新聞